1. 50代夫婦の平屋選びのポイント
50代になると、子供が自立し、夫婦二人だけの新たな生活がスタートする時期です。この時期に家を選ぶ際には、将来を見据えた選択が重要です。特に平屋の家は、バリアフリーや動線の良さなど、老後を考慮した設計が可能で、50代夫婦にとって理想的な選択肢と言えます。以下に、家選びの際に考慮すべきポイントを詳しく説明します。
1-1.バリアフリー設計
50代からの暮らしを考えると、将来的な身体の変化に備えて、バリアフリー設計は欠かせません。平屋は階段がなく、段差が少ないため、年を重ねても安心して暮らせる点が魅力です。玄関や浴室、トイレなどの段差をなくし、手すりを取り付けることで、転倒のリスクを減らし、安全な生活が送れます。
1-2.シンプルで機能的な動線
日々の家事や生活がスムーズに行えるよう、キッチン、リビング、寝室が近くに配置されたシンプルな動線を考慮しましょう。特に、キッチンからリビングやダイニングが見渡せるオープンな設計は、家事の効率を高め、夫婦のコミュニケーションも取りやすくなります。また、寝室と浴室が近い配置にすることで、夜間の移動が楽になります。
1-3.省エネ性能と快適性
高断熱材や省エネ設備を備えた家は、光熱費を抑えるだけでなく、夏は涼しく、冬は暖かい快適な空間を提供します。断熱性能の高い窓や、太陽光発電システム、床暖房などを導入することで、快適な暮らしが実現します。これにより、将来の生活費を抑えることができ、長く住み続けるための安心感が得られます。
1-4.メンテナンスのしやすさ
50代からは、家のメンテナンスのしやすさも重要です。外壁や屋根の素材、庭の手入れなど、手間がかからない設計を選びましょう。たとえば、外壁には耐久性が高く、メンテナンスの少ない素材を選ぶと良いでしょう。また、庭はコンパクトにまとめ、植栽の選択をシンプルにすることで、手入れの負担を軽減できます。
1-5.自然光と通風
健康的で快適な生活を送るためには、自然光と通風の確保が重要です。大きな窓や天窓を設置して、日中は自然光を多く取り入れることで、明るく心地よい空間を作り出せます。また、風通しの良い間取りにすることで、季節を感じながら過ごすことができ、エアコンに頼らない健康的な生活が送れます。
1-6.適度な広さと収納
夫婦二人の生活に適した広さの家を選びましょう。広すぎる家は掃除や維持が大変ですが、狭すぎると窮屈に感じることがあります。適度な広さを確保しつつ、収納スペースも十分に設けることで、すっきりとした生活が送れます。特に、キッチンやクローゼットなど、使いやすい場所に収納を配置することが大切です。
1-7.将来の資産価値も考慮
将来的に住み替えを検討する可能性も考慮し、資産価値の維持にも注目しましょう。立地条件や周辺環境、建物の設計や設備など、将来の売却を視野に入れた家選びが重要です。資産価値の高い物件は、万が一の際にも安心です。
2.平屋の2事例をご紹介
実際の事例を見ながら、住みたい平屋の間取りやデザインをイメージしてみましょう。
2-1.コンパクトな建物ながら間取りの工夫をしている平屋
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【施工ポイント】
①子供部屋は6帖だが将来的に仕切り壁を入れて3帖ずつに分けれるようにしており、最小限のスペースで設計しています。
②LDKのキッチン位置を対面ではなく壁付けにすることでダイニングテーブルや食器棚の配置を工夫し広くみせています。
③各部屋にクローゼットを設けず、広いウォークインクローゼット(ファミリークローゼット)を設けることで広さを有効活用しつつ家事も楽にしています。
2-2.収納を重視した平屋
【施工ポイント】
①洋服やスニーカーを多く所有されている息子さんの為に魅せる収納(ウォークインクローゼット)を作り、部屋としてのスペースより収納の広さを優先しています。
②玄関から洗面、キッチンへの回遊動線を確保しています。
③猫を多頭飼いされているのでLDKの中での収納の位置や数を工夫しています。
3.まとめ
50代夫婦が新たに平屋を選ぶ際には、現在のライフスタイルだけでなく、将来の暮らしを見据えた設計が重要です。バリアフリーや動線、省エネ性能、メンテナンスのしやすさなど、安心して快適に暮らせるポイントを押さえ、資産価値も考慮した住まい選びが理想です。これらを踏まえた選択をすることで、長く安心して過ごせる住まいが手に入ります。リノベ不動産熊本中央店は物件探しからリノベーション、アフターフォローまでトータルでサポートする体制が整っています。お気軽にお問合せください。
