2024.08.05

中古リノベの相場ってどのくらい?できることやできないこと、注意点も解説します

1.リノベーション費用の相場

中古リノベの費用の相場は、戸建かマンションか、リノベーションの範囲や内容、使用する素材や設備、住宅の規模によって大きく異なります。

1-1 全体的なリノベーション

全面的なリノベーションには、間取りの変更、設備の更新、内装の変更、外部塗装、耐震補強、断熱性能の向上などが含まれます。特に、古い住宅で耐震補強や配管の交換が必要な場合、費用が高くなる傾向があります。一般的には1,000万円以上の費用がかかることが多いです。もちろん、住宅の規模や希望する改修内容によって異なりますが、1,500万円〜2,500万円程度が相場です。

◆マンション70㎡程度の場合: 600万円~1,300万円
◆戸建30坪程度の場合: 1,500万円~2,500万円

1-2 部分的なリフォーム

キッチンやバスルームのみの部分的なリフォームの場合、50万円〜200万円程度の費用がかかることが多いです。特定の部分だけをリフォームする場合の費用の目安は以下の通りです。

◆キッチンリフォーム: 50万円~250万円
◆バスルームリフォーム: 50万円~250万円
◆トイレリフォーム: 20万円~60万円
◆リビング・ダイニングリフォーム: 100万円~400万円

部分的なリフォームは比較的低コストで行えますが、選ぶ設備や素材によって費用が変動します。例えば、高級なキッチン設備を導入する場合は、それだけ費用がかかることになります。

1-3 内装だけをリタッチ

壁紙やフローリングの張り替えのみの場合、数十万円から100万円程度が一般的な費用です。部屋の広さや使用する素材によって費用が変わるため。見積もりを取ることが大切です。また、自分でできる部分はDIYで行うことで、コストを抑えることも可能です。

◆壁紙の張り替え: 1㎡あたり1,600円~2,500円
◆フローリングの張り替え: 1㎡あたり15,000円~20,000円
◆塗装: 1㎡あたり2,000円~5,000円

2.中古リノベでできる5つのこと

中古リノベでは、意外と多くの変更や高性能化が可能となっています。

2-1 間取りの変更

壁を取り払って広いリビングを作ったり、新しい部屋を追加するなど、間取りの変更が可能です。これにより、家族構成やライフスタイルに合った住まいに変えることができます。

2-2 設備の変更

キッチン、バスルーム、トイレなどの水回り設備の更新も可能です。最新の設備を導入することで、日々の生活がより快適になり満足度も高くなります。

2-3 内装の変更

壁紙やフローリングの張り替え、塗装など、内装のデザインも自由に変更できます。自分好みのインテリアに仕上げて気分をあげましょう。

2-4 耐震補強

古い住宅の場合、耐震性に不安があるかもしれません。そこで、建物の構造的強度を調べる耐震診断を行い、それをもとにリノベーション時に耐震補強を行うことで、安全性を高めることができます。

2-5 断熱性能の向上

断熱材の追加・取替えや窓の交換により、住宅の断熱性能を向上させることができます。これにより、エネルギー効率が上がり、冷暖房費の節約にもつながります。

3.中古リノベでできない3つのこと

中古リノベの自由度は高いですが、もちろん制約や限界も存在します。

3-1 構造上の制約

建物の構造に関わる部分(柱や梁など)は取り除くことができません。これらは建物の強度を保つために必要になるため、変更には限界があります。

3-2 法規制の制約

建築基準法やその他の法律により、一部の変更や改造が制限されることがあります。例えば、建物の高さや外観を大幅に変更することなどです。

3-3 予算の制約

リノベーションには費用がかかるため、予算内でできることには限界があります。予算オーバーにならないよう、計画的に進めることが重要です。

4.中古リノベの注意点

中古リノベをするにあたって失敗しないための注意点がいくつかあります。

4-1 事前調査の重要性

リノベーションを行う前に、建物の状態をしっかりと調査することが重要です。特に、耐震性やシロアリ被害、配管の状態、雨漏りの有無などは注意が必要です。これにより、予期せぬ追加費用を防ぐことができます。

4-2 信頼できる業者選び

リノベーションを依頼する業者は、実績や信頼性を重視して選びましょう。口コミや実際に施工を見学することもとても有効です。不透明な費用や契約内容に注意し、納得のいく説明を受けることが大切です。

4-3 予算管理

リノベーションには予算オーバーのリスクが常に伴います。事前にしっかりと見積もりを取り、予備費用を含めた予算を設定しておくことが重要です。計画的に進めることで、後からの追加費用を抑えることができます。工事以外にどのような費用が必要なのか、以下を参考にしてみてください。

◆設計・現場管理費用: 総工事費の5%~15%
◆諸経費: 総工事費の5%~10%
◆引っ越し費用: 数万円~十数万円(工事期間中の仮住まいの費用も含む)

4-4 工事期間の確認

リノベーションの規模にもよりますが、工事には時間がかかることが多いため、工事期間をしっかりと確認してスケジュールに余裕を持って計画を立てることが重要です。特に、引っ越しや生活の都合に合わせた調整が必要です。

4-5 自分の要望の明確化

リノベーションの成功には、自分の希望や要望を明確に伝えることが重要です。デザインや機能性について具体的なイメージを持ち、それを業者にしっかりと伝えることで、満足度の高い仕上がりを実現できます。

まとめ

中古リノベは新築に比べてコストを抑えつつ、自分好みの住まいを手に入れるための有効な方法の一つです。ポイントを押さえて計画的に進めることで、理想の住まいを実現することができます。リノベーションを検討する際には、まず自分の希望するリノベーションの内容を明確にし、信頼できる業者に見積もりを依頼することが大切です。また、予算内で理想の住まいを実現するために、優先順位をつけて計画的に進めることも重要です。リノベ不動産熊本中央店では物件探しからリノベーション、アフターフォローまでトータルでサポートする体制が整っています。興味ある方は資料請求をしていただくと、見学会や販売会などもご案内させていただきますので、お気軽にお問合せください。

 

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