
2016年の熊本地震から時間が経った今でも、「次に備えておきたい」という声は多く聞かれます。
特に築30年以上の住宅では、耐震性能が現在の基準を満たしていないケースが多く、“倒れない家づくり”のためのリノベーションが注目されています。
でも、ただ補強を入れれば良いわけではありません。
「どこをどう強くすべきか」「そもそも今の家はどれくらい危ないのか」「補助金は使えるのか」など、気になることはたくさんありますよね。
この記事では、熊本の気候・地盤・住宅事情を熟知している リノベ不動産 熊本中央店 が“耐震リノベの本当のポイント” をわかりやすく、そして深く解説します。
1. 熊本で“耐震リノベ”が必要とされる理由とは?
熊本は全国的に見ても地震活動が活発な地域。
2016年の地震では、築40年以上の木造住宅の全壊率が特に高かったことが報告されています。
なぜ古い家が弱いのか?
一番の理由は、建築基準法の耐震基準の差です。
- 1981年以前:旧耐震基準(大地震に耐える想定が弱い)
- 2000年以降:現行基準(接合部強化・壁量・バランスなど厳格化)
つまり、築20〜40年の住宅は“中途半端な耐震力”になりがちで、現在の地震規模を前提としていないケースが多いのです。
ここが、熊本で耐震リノベが注目される大きな理由のひとつ。
2.実は誤解が多い。“耐震補強=壁を増やすだけ”では不十分
耐震リノベというと「壁を増やす」「筋交いを入れる」というイメージが強いかもしれません。
しかし、専門家の視点から見ると、それだけでは不完全。
大切なのは “家全体のバランス” です。
例えば、
- 南側ばかり壁を強くすると、北側が弱くなり揺れ方が偏る
- 床や基礎が傷んでいるのに壁だけ強くすると破断の原因になる
- 屋根が重いままでは根本的に不利
つまり、耐震リノベは 「部分強化」ではなく「総合調整」 が本質です。
リノベ不動産熊本中央店では、
「構造計算 × 現地調査 × 生活動線」 をセットで考えるのが大きな特徴。
ただ耐震強度を上げるだけでなく、「補強後にどんな生活のしやすさを得られるか」まで踏み込むのが私たちの流儀です。
3.熊本中央店が実際に行っている“耐震リノベ”のポイント3つ
① 現状の“弱点”を数値化する耐震診断
壁の配置・基礎の状態・柱の傾き・シロアリ被害など、見た目ではわからない部分も徹底的に診断します。
特に熊本の住宅は地盤差が大きいため、地盤の沈下リスクもチェック。
診断結果を数値化し、「どこが倒れやすいのか」「補強すべき優先順位は?」を明確にします。
② 補強と間取り変更を同時にデザインする
耐震補強をすると、どうしても一部の壁が増えたり、抜けなかったりします。
しかし熊本中央店では、
“耐震 × 使いやすさ × デザイン”の三立を実現するプランニングが得意です。
例:
- 壁が必要な場所は収納として活用
- 抜けない柱をキッチンのアクセント柱としてデザイン
- LDKの広さを維持しながら梁補強を隠すプラン
「補強で家の使い勝手が悪くなる」という従来の弱点を、むしろ“価値”に変えるのがプロの技です。
③ 補助金を最大限活用するサポート
耐震リノベは補助金が活用しやすい分野。
熊本県では
- 耐震改修補助
- 住宅リフォーム支援
- 省エネ改修との併用可の枠
など、年度ごとにさまざまな制度があります。特に熊本中央店は 補助金活用の実績が豊富。
「知らないまま損をした…」を防ぐため、お客様に代わり申請・書類準備まで伴走します。
4.耐震リノベで得られる“安心以上のメリット”
耐震リノベは“災害対策”というイメージが強いですが、実はそれだけではありません。
●資産価値が上がる
熊本では中古市場でも「耐震性が明確な家」は売却時に有利。
特に地震経験以降、買い手が重視するポイントになっています。
●光熱費の削減(断熱との相性◎)
壁や天井を開けるタイミングで、断熱材のグレードアップも同時に可能。
快適性が格段に上がり、光熱費の改善にもつながります。
●家族が安心して暮らせる“精神的なゆとり”
「大きな揺れが来ても倒れない」という安心感は、暮らしの質を大きく変えます。
熊本中央店では、耐震だけでなく “暮らしの安心をデザインする” という視点を大切にしています。
まとめ|熊本で家を守るために。“耐震リノベ”を後回しにしない選択
熊本の住宅は、地震のリスクと常に隣り合わせ。
だからこそ、強さと暮らしやすさを同時に叶える耐震リノベが重要です。
- どのくらい危険なのか知りたい
- 補助金を使って賢くリノベしたい
- 耐震と間取り変更を一緒に考えたい
ひとつでも当てはまったら、まずは気軽にご相談ください。
リノベ不動産 熊本中央店では、“倒れない家づくり”を、診断からデザイン、補助金活用までトータルでサポートしています。