
SNS映えするおしゃれな空間も魅力的ですが、リノベーションで大切にしたいのは「心地よさ」。視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚という五感が喜ぶ空間をつくることで、毎日の暮らしがより豊かになります。今回は、リノベで実現できる五感を満たす空間づくりのアイデアをご紹介します。
1. 視覚:ライティングとカラーコーディネートの工夫
空間の印象を大きく左右するのが「光」と「色」です。リノベーションでは、この2つを上手に活かすことで、居心地のよい空間を演出できます。
①ライティングの工夫
照明は、ただ「明るくする」だけではなく、シーンに応じた使い方が重要です。
- 間接照明を取り入れると、柔らかい光が空間に広がり、落ち着いた雰囲気に。
- キッチンや作業スペースにはスポットライトを活用し、手元をしっかり照らすことで快適な作業環境に。
- ダイニングやリビングには、調光機能付きの照明を選べば、時間帯や気分に合わせて明るさを調整できます。
②カラーコーディネートの工夫
色の組み合わせによって、空間の印象や心の落ち着き度が変わります。
- ナチュラル系(ベージュ・アイボリー・グリーン)は、リラックスできる落ち着いた雰囲気に。
- モノトーン(グレー・ブラック・ホワイト)は、スタイリッシュで洗練された印象に。
- アクセントカラー(ブルー・オレンジ・イエロー)を小物や壁紙で加えると、個性的でおしゃれな空間に仕上がります。
2.聴覚:防音&音の響きをコントロールする方法
快適な空間には「音」のデザインも欠かせません。外の騒音を遮るだけでなく、室内の音の響きを調整することも大切です。
① 防音対策
- 二重窓や防音カーテンを導入すると、外からの騒音を軽減できます。
- 壁や床に吸音材を取り入れると、室内の音漏れを防ぐ効果も。
② 音の響きをコントロール
音の響き方ひとつで、空間の居心地は大きく変わります。
- カーペットやラグを敷くと、足音の反響が和らぎ、落ち着いた空間に。
- 木製や布製の家具を選ぶことで、音の吸収効果が高まり、やさしい音の広がり方に。
3.触覚:無垢材・漆喰・タイル…素材が暮らしに与える影響
手や足で触れる素材は、空間の心地よさに大きく影響します。
① 無垢材の温もり
無垢材の床は、合板フローリングとは違い、冬でもヒヤッとせず、裸足でも快適。経年変化も楽しめるのが魅力です。
②漆喰や珪藻土の壁
漆喰や珪藻土の壁は、自然素材ならではの手触りが心地よく、湿度を調整する効果も。調湿機能があるため、カビやダニの発生を抑え、健康的な空間をつくれます。
③ タイルのアクセント
キッチンや洗面所にタイルを取り入れると、見た目だけでなく触感の楽しさもプラス。ひんやりとした質感が爽やかで、デザインのバリエーションも豊富です。
4.嗅覚:香りのデザイン(アロマ・換気・素材選び)
家の「におい」も快適な空間づくりの重要なポイント。いい香りのする家は、それだけで心が落ち着きます。
① アロマで香りを演出
- リビングには、柑橘系のアロマを取り入れると、気分が明るくなります。
- 寝室には、ラベンダーやカモミールの香りでリラックス効果を。
- 玄関には、ヒノキやユーカリの香りを使うと、爽やかで清潔感のある空間に。
② 換気で空気をリフレッシュ
- 窓の配置を工夫して、風の通り道を確保。
- 壁材に珪藻土を使うと、においの吸着効果が期待できる。
③ 素材選びで香りを活かす
- 無垢材の家は、木の香りが心地よく、リラックス効果をもたらします。
- 自然素材の家具や雑貨を取り入れることで、人工的なにおいを抑え、ナチュラルな空間に。
5.味覚:料理が楽しくなるキッチンづくり
食は暮らしの楽しみのひとつ。使いやすいキッチンなら、料理の時間もワクワクします。
① 使いやすいレイアウト
- アイランドキッチンなら、家族や友人とコミュニケーションを取りながら料理が可能。
- L字型キッチンは、作業動線がスムーズで使いやすい。
② 収納の工夫
- 引き出し収納を増やすと、調理器具や食材が取り出しやすくなる。
- オープン棚を活用すれば、よく使うものをサッと取り出せて便利。
③ 照明と素材で雰囲気アップ
- キッチンの手元灯を工夫すると、料理がしやすくなる。
- タイルやステンレスのカウンターは、おしゃれなだけでなく、清潔感も演出。
まとめ
リノベーションをするなら、ただ「映える」だけでなく、五感で楽しめる空間づくりを意識すると、暮らしの質がグッと向上します。「見た目」だけでなく、「心地よさ」にこだわった住まいを一緒につくりませんか?
リノベーションについてのご相談は、リノベ不動産 熊本中央店まで!理想の住まいづくりを全力でサポートいたします。